撚る屋 YORUYA
岡山県倉敷市の倉敷美観地区に、新たな料理宿「撚る屋(YORUYA)」を開業。築110年以上の伝統的建造物を改修し、全13室の客室とダイニング、そして地域に開かれたワインバーを備えている。
Story
撚る屋が譲り受けた倉敷美観地区内の伝統的建造物は、明治期に栄えた呉服屋の別邸として110年以上前に建てられ、その後30年以上地域に愛されていた旅館として運営されていましたが、近年は未活用となっていました。Kirakuは、倉敷美観地区にある貴重な地域資源を活用し、地域価値のさらなる向上への寄与を目指し、投資家として地域創生ソリューション株式会社が無限責任組合員とする「ALL-JAPAN 観光立国ファンド」と協働し、Kirakuの手がける「Nazuna 京都 椿通」(京都府京都市)に続く当ファンドと組む二つ目の宿泊施設のプロジェクトとして本件が始動。
- 外観
- 中庭
撚る屋は飲食・宿泊体験を通じて倉敷の魅力を表現する料理宿。築110年以上の伝統的建造物の改修・増築し、客室13室、ダイニングと、地域に開かれたワインバーを併設している。
撚る屋のデザインコンセプトは、かつて家族や人々が集った『火の座(かのざ)』をテーマに、土地や人々との繋がりを深める空間を創造している。既存建物の柱や梁を可能な限り活かしつつ、新築棟との調和を図り、美観地区特有の路地『ひやさい』を再現するなど、伝統と現代の融合が随所に感じられる。
- スイートルーム リビング
- スイートルーム 半露天風呂
ダイニングでは、瀬戸内の新鮮な魚介や岡山の野菜、和牛など、その土地ならではの食材を使用した日本料理を提供。訪れる方々がこの土地の豊かさや文化を深く感じ、旅先での出会いを楽しむ場を目指している。
また、宿泊者以外でも利用可能なワインバー「Bar YORUYA」では、岡山のワインをはじめ、国内外のナチュラルワインやクラシックワインをセレクト。地元の旬の食材を使用した料理とともに、ワインとのマリアージュを楽しむことができる。
- ダイニング
- Bar YORUYA
撚る屋は、倉敷美観地区の魅力を深く感じられる場として、訪れる人々に新たな体験を提供している。
Information
- 開業
- 2024年11月
- 客室数
- 13
- 運営
- Naru Developments